「燃えつき症候群」というのをご存知でしょうか。
バーンアウトシンドロームとも呼ばれており、高い目標や情熱を抱いて仕事に取り組んでいた人が、ある日突然、燃えつきたように急激に仕事に対する意欲を失ってしまうことです。
最近、看護師の方の中で燃え尽き症候群にかかる方が多くなっており、問題視されてきています。
原因としては過度な緊張や長期的なストレスが挙げられます。
緊張やストレスが続いているにも関わらず、息抜きをしたり発散したりするできず、それを乗り越えようとさらに頑張りすぎて最終的にストレスに対処しきれなくなって燃えつきてしまう。
これが、燃え尽き症候群になる原因と言われています。
燃えつき症候群は、いわゆる仕事に忠実な人、または理想の高い人に生じやすい症状だと言われています。
いろいろな職業の人に見られますが、特に医療や教育、福祉など、人と直接関わる職業の方に症状が出る事が多く、看護職にも多発しているような現状です。
新人看護師より、どちらかというと中堅クラス以上の看護師の方が燃え尽き症候群になりやすいようです。
これは、中堅の立場となったことで自分の立場の上にも下にも人がいることへの板挟みによるストレスや、周囲の要求に応えようと自らの目標をどんどん高くしてしまったこと、人の人生に関与する重要な役割を担っていることのプレッシャーが長期的に続き、心が休まる事ができない事などから、緊張やストレスを慢性化させてしまい、そして症状が表れてしまうのです。
このような症状が出て看護職を離れていく人が増えている事が、最近では問題になっています。
こうした退職者を防ぐため、卒後教育の充実や相談しやすい体制作りを進めるなど、職場全体での環境や条件改善に努めている病院が増えてきています。
その一方で、慢性的な人手不足で改善をする余裕のない職場があり、人手不足により働く条件が悪化し、さらに退職者を増やしてしまうという悪循環に陥ってしまっている病院があるのも現状です。
燃え尽き症候群になってしまうのには、この人手不足も一つの原因であるとされています。
人出が少ない事で1人1人の負担が増え、ゆっくり休んだり息抜きをする暇が無いという事が、看護師が燃え尽き症候群になりやすい原因でもあるのです。
この問題を含め、看護の職場にはまだ多くの課題があります。
国も法整備をするなど解決への努力が重ねられているところですが、看護師1人1人が問題意識を持ち改善を心がけるのも大切なことです。
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